みなさまの
こころからの
おいしい笑顔のために
うまみぎっしりの牡蠣
自然豊かな
海洋環境
私たちが牡蠣養殖を行っている能登半島は日本で初めて「世界農業遺産」に登録された地域です。豊かな自然、自然と調和した人々の暮らし。私たちの暮らす能登には今でも昔ながらの生活が続いています。
良くも悪くも人口の少ない地域ですので、生活排水、工業排水などがほとんどなく、目の前の海はいつも海底が見えるほど透き通っています。
豊かな森から海洋に流れ出る自然由来の栄養分が、鏡のように穏やかな七尾湾に注ぎこみ、牡蠣の生育に必要な植物プランクトンが程よく育っています。10月から1月までは2年物の牡蠣を出荷していますが、2月からは1年物の大粒で旨味たっぷりの春牡蠣が出回り始めます。
朝どれを直送
自社で牡蠣生産を行っている最大の強みは、品質管理と鮮度です。漁獲から加工、出荷まで厳しい品質管理のもと行っておりますので、自信をもって皆様の食卓にお届けすることができます。
特に私たちは「朝どれ」にこだわっています。その日のうちに必要な分だけ水揚げし、むき身加工や袋詰め、商品梱包を行って、午後の便で出荷しています。寒い冬の朝早くからの作業になりますが、出荷までの時間を逆算して、愛情込めて育てた牡蠣を最高の状態で皆様のもとに送り出すことが私たちの一番のこだわりです。
その日の出荷分だけ
大切に育ててきた牡蠣を最高の状態でお届けするため、毎朝牡蠣棚まで船を走らせています。船に積めるだけ獲ってきて、商品をストックしておくやり方もあると思いますが、私たちは、ひとつでも無駄にしたくない、ひとつでもおいしさを落としたくない、飛田水産の牡蠣は常に最高品質という心から、その日の出荷分だけを水揚げしています。
鮮度にこだわる理由は品質の良さ、イキの良さだけでなく、食の安全にもつながります。海から揚げてから、牡蠣は時間とともに弱っていきます。海から揚げたらすぐにお客様に食べていただきたい。できれば能登に来て海の目の前で食べていただきたい。
その思いから、水揚げされた牡蠣を陸揚げしてすぐに加工、梱包しています。むき身は殻あけしたのち、紫外線で滅菌した流水にさらし、おいしさを損なわずにできるだけ長持ちできるようにして商品に仕上げています。といっても殺菌・消毒しているわけではありませんので、5日しか持ちません。
購入いただける皆様におかれましても、商品が届いたその日にお召し上がりいただける量をご注文ください。
ひとつひとつ手作業で
栄養豊かな海洋環境で育っていることもあり、水揚げされたばかりの牡蠣には「海藻」や「藤壺」、そのほか小さな海洋生物がびっしりとついていて、まるで岩の塊のような状態になっています。生物多様性がはぐくむ、小さな社会がこの小さな牡蠣の周りに出来上がっているのです。
牡蠣養殖と言っても、特別なえさを与えているのではありません。ごく自然な状況で牡蠣の棲み処を作ってあげると、自然の力でその周りに小さな生態系ができて、牡蠣に必要な栄養が周りの環境から与えられ、大きく育っていく。決して特別人工的なことをしているわけではありません。
だからこそ、最後に食べるときには牡蠣の周りの海藻・生物たちをきれいに落としてあげる手間が必要です。牡蠣の大きさ・形は一つ一つ違うので、機械で取り除くのはかなり難しいため、熟練の「むき子さん」がすごいスピードで殻を割って身を取り出したり、海藻などを取り除いています。